Journal of Okayama Medical Association
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中央手術部における余剰麻酔ガス汚染とその対策

Arata, Takiji
Shimizu, Nobuyoshi
Kawakami, Yasuto
Tomita, Toshio
Mitsuoka, Toshito
Tsukahara, Tsuneko
Orita, Kunzo
Thumnail 92_115.pdf 1.1 MB
Abstract
われわれは昭和50年11月から,新築された中央手術部を使用するようになったが,余剰麻酔ガス排除装置(AGSS)が全麻酔器に設置されたのは昭和53年末であり,その間に手術室勤務者の妊娠11例中4例が切迫流産になるという事態を経験した.対照とした病棟勤務者の切迫流産20例中2例であった. AGSSを設置する以前に測定した余剰麻酔ガスの平均的濃度レベルは,標準的麻酔法を行なった場合に手術室内および廊下で笑気80~120ppm,ハロセン1.5~2.5ppmであった.大和酸器製PCS-C2型AGSSを設置して同様の測定を行なったところ,麻酔導入時を除いて笑気25ppm,ハロセン0.5ppm以下の濃度レベルに維持することができた.しかし種々の原因にもとずく麻酔ガス漏出が検出されたので,手術室勤務者の安全健康管理のためには,今後も余剰ガス濃度の連続モニターが心要であると考えられた.
Keywords
手術室
麻酔ガス汚染
ISSN
0030-1558
NCID
AN00032489