Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

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慢性膵炎の診断 ―画像診断と機能検査の併用による―

Takeda, Masahiko
Harada, Hideo
Matsumoto, Shuji
Ochi, Koji
Tanaka, Juntaro
Yoshida, Mitsuo
Oka, Hiroo
Miyake, Hirofumi
Kimura, Ikuro
Abstract
近年,各種膵疾患に対する検査法の発達には目を見張るものがあるが,実際の運用にあたっては各検査法の適応,限界,組合わせおよび実施する順序等に迷うことが少なくない。本研究では,最近我々が経験した慢性膵炎Ⅰ群116例の診断過程を振り返ることにより,慢性膵炎の診断における理想的な検査法の組合わせとそれぞれの役割を検討し,同時に診断名のみならず病態と病期が容易に理解できる表現方法を提案した。画像診断法,膵外分泌機能検査法(EX),膵内分泌機能検査法(EN)を比較検討し,以下の結果を得た。①画像診断法は必須である。②内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)を軸とした腹部超音波検査(US)あるいは腹部CTスキャン(CT)の組合わせは欠くことができない。③EXもまた必須の検査法である。④ENは慢性膵炎の診断に必要不可欠ではないが,治療方針を決めるうえで重要である。⑤純粋膵液(PPJ)の生化学的検査と組織化学的検査は膵炎の診断と病態生理の解明に重要である。⑥PPJ中の細胞診は慢性膵炎に合併した膵癌の検索に有用である。⑦以下に示すような診断の記載方法を提案した。"Calcified chronic pancreatitis, alcoholic, diffuse, ERCP-3, US-2, CT-3, EX-2, EN-1, Lf(+)"。
Keywords
慢性膵炎 (chronic pancreatitis)
画像診断 (imaging diagnosis)
PS試験 (pure pancreatic juice)
純粋膵液(PPJ) (Pancreozymin-Secretin test)
内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP) (endoscopic retrograde cholangiopancreatography (ERCP))
ISSN
0913-3771
NCID
AN10084718