Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

<Availability>
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Terfenadineの抗アレルギー作用について

Tanizaki, Yoshiro
Komagoe, Haruki
Sudo, Michiyasu
Kitani, Hikaru
Abstract
選択的H(1)受容体拮抗薬であるTerfenadineの抗アレルギー作用,特にIgE系反応によるヒスタミン,およびCa ionophore A23187による好中球からのleukotrienes遊離に対する抑制作用を,ヒト末梢血白血球を用いて検討した。1.Terfenadineは,抗ヒトIgE刺激による健康人好塩基球および特異抗原刺激による気管支喘息患者好塩基球からのヒスタミン遊離に対して,全血法でのin vitro添加実験では有意の抑制作用を示さなかった。 2.洗浄白血球法によるin vitro添加実験では,Terfenadineは特異抗原および抗ヒトIgE刺激時の気管支喘息患者好塩基球からのヒスタミン,Ca ionophore A23187刺激時のleukotriene B(4)遊離に対して有意の抑制効果を示した。3.Terfenadineの内服によるin vivoの抑制実験では,IgE系反応による健康人および気管支喘息患者好塩基球からのヒスタミン遊離に対して有意の抑制効果は見られなかったが,特異抗原による皮膚反応に対しては明らかな抑制作用が観察された。以上より,Terfenadineは,組織肥満細胞および組織へと遊走してきた好塩基球に対してはある程度の抑制作用を有しているものと考えられた。
Keywords
夕一フェナンジン (Terfenadine)
lgE系反応 (IgE-mediated reaction)
ヒスタミン (histamine)
好塩基球 (basophils)
ISSN
09133771
NCID
AN10084718