Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

<Availability>
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膵集検にかんする研究

Matsumoto, Shuji
Ochi, Koji
Tanaka, Juntaro
Seno, Toshinobu
Harada, Hideo
Abstract
早期膵癌を発見するためのスクリーニング法を確立するため,1986年6月1日から1990年6月30日までの期間のprospective studyを行った。対象は,人間ドックを目的として来院した患者を主とする三朝分院の外来患者1,748名である。一次スクリーニング検査として,血清アミラーゼ,エラスターゼI,腹部超音波検査(US)を施行し155名の要精検者が得られ,要精検率は8.9%であった。155名の要精検者に,二次検査として,USの再精査,ERCP,腹部CTを施行した。その結果,早期膵癌患者1名,進行膵癌患者4名を発見し,膵癌発見率は0.29%と良好な成績であった。加えて,一次スクリーニングの検査項目を限定することによりcost-benifitを改善することができた。発見された膵癌患者の3名は60歳代であった。また,年代別要精検率は加齢とともに上昇した。1年以後にfollow-up検査を受けた患者の数は641名でfoilow-up率は36.7%であり,そのなかから膵癌は発見されなかった。60歳代のfollow-up率は40歳以上60歳未満のそれにくらべて有意の低値をとった。早期膵癌の見逃しを少なくするためには,今後,60歳代を中心とする患者のfollow-up率をさらに高めることが必要である。
Keywords
膵集検 (Mass screening for pancreatic cancer)
膵癌の早期診断 (Early diagnosis of pancreatic cancer)
早期膵癌 (Small pancreatic cancer)
ISSN
0913-3771
NCID
AN10084718