Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

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呼吸器疾患及び疼痛性疾患に対する温泉療法の臨床評価

Nishimura, Nobuko
Terasaki, Kayo
Yamamoto, Sadae
Nakamura, Sumie
Abstract
1998年1月より12月までの1年間に,温泉療法-主として温泉プール水泳ないし歩行訓練及び鉱泥湿布治療-を受けた158例の入院症例(呼吸器疾患78例,疼痛性疾患64例,その他16例)について退院時に臨床効果を5段階で評価してもらいそれぞれの入院期間との比較検討を行った。対象症例の年齢は70才代が最も多く,次いで60才代,50才代,80才代であった。地域分布では,鳥取県外の入院症例が72.2%を占め,県外である遠隔地としては,岡山県,兵庫県,広島県,大阪府,東京都,神奈川県からの入院が多く見られた。臨床効果は,"非常に良くなった"と,"かなり良くなった"を有効と判定し,その有効率は呼 吸器疾患では78.2%であった。一方,疼痛性疾患では,その有効率は50.0%であったが,"少し良くなった"症例を含めると,95.3%,その他の症例は68.8%であった。入院期間別に検討すると,呼吸器疾患では入院1ケ月で72.7%,2ケ月では81.8%,3ケ月以上では76.5%であった。一方,疼痛性疾患では,入院1ケ月で21.1%,2ケ月で60.0%,3ケ月で64.0%であり,呼吸器疾患と比べ,効果出現までの期間がやヽ長く,入院期間が長くなるほど,その効果は高くなる傾向が見られた。
Keywords
温泉療法 (spa therapy)
呼吸器疾患 (respiratory disease)
慢性疼痛性疾患 (chronic pain disease)
ISSN
0918-7839
NCID
AN10430852