Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

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2002-2007年における当院市中肺炎入院症例の臨床的研究

Hosaki, Yasuhiro
Hamada, Masanori
Iwagaki, Naofumi
Abstract
当院に入院した市中肺炎症例の臨床像を明らかにし, 日本呼吸器学会2007年成人市中肺炎診療ガイドラインによる市中肺炎の重症度分類の妥当性を検討した。2002年4月から2007年3月までの過去5年間に当院に入院した, 30歳から95歳までの市中肺炎109名142例 (男性72名102例, 女性37名40例) を対象に, その臨床像を検討した。平均年齢は74.8歳で,65歳未満26例, 65歳以上75歳未満の前期高齢者30例, 75歳以上の後期高齢者86例であった。 肺炎重症度は軽症21例, 中等症99例, 重症17例, 超重症5例であった。抗菌薬の選択に関して軽症では21例中18例, 中等症では99例中92例, 重症では17例中16例がガイドラインに準じていたが, 超重症では全例でガイドラインに準じていなかった。平均入院日数は軽症28.4日,中等症39.9日, 重症48.5日, 超重症45.2日であった。死亡例は, 軽症では無く, 中等症群7例, 重症群4例, 超重症群3例の計14例で, 死亡例の平均年齢は81.8歳であった。重症度が悪化するにつれ, 高齢, BUN高値, 低酸素血症, 意識障害, 低血圧の頻度は増加傾向にあった。79例で慢性呼吸器疾患を合併し, 慢性呼吸器疾患合併群では有意に呼吸器関連死亡が多かった。日本呼吸器学会2007年成人市中肺炎診療ガイドラインは, 本邦の肺炎の重症度別症 例解析に適していると考えられた。
Keywords
日本呼吸器学会2007年成人市中肺炎診療ガイドライン (the Guideline for communityacquired pneumonia edited by the Japanese Respiratory Society)
市中肺炎 (community-acquired pneumonia)
呼吸器関連死亡 (respiratory system-related death)
高齢者 (elderly)
慢性呼吸器疾患 (chronic pulmonary disease)
ISSN
1348-1258
NCID
AA11840279