Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

ヤーコンの茎頂培養、節培養及びカルス培養による増殖

Matsubara, Sachiko
Ohmori, Yoichi
Takada, Yuko
Komasadomi, Tomomi
Fukazawa, Hirosuke
Abstract
ヤーコンの無病苗の増殖のために,茎頂培養,節培養,カルス培養を試みた.茎頂培養は,0.01mg/l NAAとBAを添加したMS培地に0.3~0.5mmの茎頂を植え付けて約1か月間培養することにより,植物体となった.これはバーミキュライトで順化することが可能であった. 節培養は,葉を切り捨てた無菌植物の節を0.01mg/l NAA及びBA添加又は無添加のMS又はハイポネックス培地に植え付けることにより,節当たり約2苗条得ることができ,そのままの培地で培養することにより発根した.基部側の下半分の節からの苗条の生育が非常に良く,MS,ハイポネックスいずれの培地でもホルモン無添加培地でよく生育した. カルス培養は,供試材料として無菌植物の葉,茎,根を比較したところ茎で一番大きなカルスができたが,培地によっては再現性にかける.茎のみならず葉でも根でも0.lmg/l 2,4-DとBAを添加したMS培地で大きなカルスが出来た. 茎頂培養で形成された植物の茎頂を,0.1mg/l 2,4-Dと1mg/l BAを添加した培地に移植してカルスを形成させ,さらに0.1mg/l BA添加培地に移植したところ,低率ながら不定胚が形成された.これは植物体にまで生長した。
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029