このエントリーをはてなブックマークに追加
ID 41
Eprint ID
41
FullText URL
Title Alternative
Studies on wind or storm damages to rice plant in the stages before and after heading. : I On the influences of the wind intensity and precipitation on the development of the kernels. II Relation between the water uptake and wind damages.
Author
Shimoyama, Teiji
Ogo, Tatsuo
Sasai, Kazuo
Abstract
筆者等は水稲朝日に就て,風速別(8.81~15.5m/sec)並に雨量別(3.9~108.5mm/h)に風害処理を行い,之が水稲の生育特に子実の発育に及ぼす影響を調査し,次の結果を得た. (1)実験は人工風洞内で行われ,処理温度及湿度は風処理の場合は平均24℃,55%,風雨処理の場合は平均23℃,95%で外気より気温は3~4℃低く,湿度は風処理で25~28%減少した. (2)葉の裂傷は全葉長の約30%に及び,内約7.8%は切断した.但し風雨処理区は風のみの場合より軽微であつた. (3)籾の変色は開花当日処理のものに最大で,その前後日を経るに従つて減少した. (4)稔実歩合は風力の大となるに従つて低下し,雨は之を軽減した.稔実障害の最も顕著な時期は,風処理にあつては開花後6日を中心とし,10日以内のものに現われ,之に次いで穂孕期のものも大きく,開花当日のものは比較的軽微であつた.尚風雨処理は穂孕期のものに最大で開花後のものは被害が少かつた. (5)一穂当の粒容積及粒重の減少は風処理のものは風雨処理のものに比して著しく特に抽穗日前後4-5日間のものに被害が著しかつた. (6)風害最大となる時期及期間は風速に依つて異り,風処理では15.5m/secでは開花後8~9日間, 12.9m/secでは2~3日間で,10.5m/secでは開花当日のみであつた.之に対し風雨処理では12.9m/secでも開花当日のみに被害が見られたに過ぎなかつた. (7)籾の変色と稔実との間には同一条件の粒間には相関はあつても全般的には寧ろ逆の関係が認められた. 筆者等は水稲の風害に依る稔実障害機構に関し,その授精状態,受精後の粒の発育,気孔の開閉,吸水量の変化について調査し,次の結果を得た. (1)風は授粉を妨げず且つ粒の発育も正常に行われる. (2)処理前後の気孔開度の変化は明らかでなかつた. (3)風害直後吸水量を急に増すが間もなく減退して遂には処理前の状態に復しない.その推移は茎葉損傷の程度即ち風力に比例し,雨後の登熟を阻害するものと思われる。
Published Date
1954
Publication Title
岡山大学農学部学術報告
Publication Title Alternative
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
Volume
volume5
Issue
issue1
Publisher
岡山大学農学部
Publisher Alternative
Faculty of Agriculture, Okayama University
Start Page
20
End Page
32
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
Content Type
Departmental Bulletin Paper
language
日本語
File Version
publisher
Refereed
False
Eprints Journal Name
srfa