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ID 1613
Eprint ID
1613
FullText URL
Author
Inada, Toshinori
Abstract
前編においては、「徒然草」一三九段の「家にありたき木は」の段を中心に、「枕草子」「玉勝間」との比較を通して、兼好の草木嗜好に触れてきた。この後編では「徒然草」の諸段に表われる草木のいくつかをとりあげ、各々の草木が、章段の構想のなかで、どんな意味を与えられているか、試見を述べたい。その際、特に問題となるのは、単に”木や草”などと漠然と表記されたものでなく、具体的な草木の種類を明示したものである。一三九段のほかに「徒然草」では、どんな種類の草木があるのか、少し思い浮かべてゆくと、柑子の木(一一段)、棟の木(四一段)、榎の木(四五段)、くちなし(八七段)、めなもみ草、(九六段)、桂の木(一〇四段)、杉・椎紫・白樫(一三七段)、呉竹・河竹(二〇〇段)などはじめ、他にもいくつかの草木が散見される。が、構想とかかわるもので重要なのは、説話的、物語的な章段のもので、そのうちで、ここでは、柑子の木、棟の木、くちなし、桂の木の四種を検討する。なお、この論の基底には、先に公表した「『徒然草』の虚構性」で示した考えが流れているので、あわせて参照願えば幸甚である。
Published Date
1977
Publication Title
岡山大学教育学部研究集録
Publication Title Alternative
Bulletin of School of Education, Okayama University
Volume
volume47
Issue
issue1
Publisher
岡山大学教育学部
Publisher Alternative
Faculty of Eucation, Okayama University
Start Page
210
End Page
220
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
Content Type
Departmental Bulletin Paper
Related Url
http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/1592/
language
日本語
File Version
publisher
Refereed
False
Eprints Journal Name
bgeou