Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

<Formerly known as>
岡山大学教育学部研究集録 (1号-137号)

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自閉症児に対する音楽を用いた コミュニケーション支援に関する研究の動向

横内 理絵 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科
眞田 敏 岡山大学大学院教育学研究科発達支援学系
抄録
自閉症児に対する音楽を用いたコミュニケーション支援に関する研究は,介入での音楽の使用方法に一定の基準がないことや,音楽が複合的要素によって成り立っていることなどに起因する方法論の問題によって,結果の解釈に限界があることが指摘されている。そこで本研究では,自閉症児に対してコミュニケーション行動の改善を目指し音楽を用いた研究を概観し,使用音楽の種類と提示方法が結果におよぼす影響に焦点を当てるとともに,介入効果の検討方法が研究の内的妥当性に与える影響についても考察を加えることを目的とした。即興音楽および既成音楽を用いた支援に関し,定量的および定性的検討が行われた研究に分類して検討を行った結果,音楽的枠組みを活用し,音楽的要素を明確にした実践を行うこと,さらに,評価点を明確にした定量的分析や,臨機に支援者間の関係性を捉えた定性的検討を行うことの重要性が示唆された。
キーワード
自閉症
音楽
コミュニケーション
支援
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258