Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

<Formerly known as>
岡山大学教育学部研究集録 (1号-137号)

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小学生の心理・行動上の問題を予防する持続可能な心理教育 -“サクセスフル・セルフ2011(児童生徒版)”のプロセス評価研究-

安藤 美華代 岡山大学大学院教育学研究科心理・臨床学系
抄録
児童生徒の心理・行動上の問題を予防し,心の健康や社会的適応を育むことが報告されている“サクセスフル・セルフ”プログラムが,持続可能な心理教育となることをねらいとして,小学1年生から3年生向けのプログラムを新たに追加し“サクセスフル・セルフ2011(児童生徒版)”を作成した。公立A 小学校の全校児童327名に学級単位で実施し,効果に関する検討を行った。その結果,介入前から介入後で,学年・性に関わらず,有意に,衝動性・攻撃性のコントロール,いじめ・器物破壊・対人暴力・不登校の誘いを断る自己効力感の増加,不眠の減少が見られた。さらに,学年によっては,対人暴力,夜遊び,落ち込み,泣いたり泣きたい気持ちの減少も見られた。以上より,本プログラムは,小学生の心理・行動上の問題を予防し,心の健康を育むことが可能であることが示唆された。
キーワード
心理教育
小学生
自己効力感
うつ
予防
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258