Journal of Okayama Medical Association
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脳の窒素代謝について 第1篇 精神病者髄液アンモニアN量について

河井 清 岡山大学医学部神経精神医学教室
Thumnail 69_223.pdf 348 KB
抄録
1) 各種精神病者髄液について, Unit法を用い, Conwayの所謂α-アンモニアを測定した. 2) 分裂病者は,それ以外の疾患に比して,髄液アンモニアN量が多量であつた. 分裂病者においては発病以来,日の浅いものは,陳旧例に比して値が高く,興奮例では更に高い. 病機が旧くなれば,アンモニアNは減少し,この場合は興奮が加わつても新鮮例程高い値を示さない. 3)躁うつ病では,うつ状態の方が躁状態よりも高いアンモニアN量を示した. 4) 進行麻痺では,抑うつ型及び幼若型は,殆んど分裂病にひつてきする程高いアンモニアN量を示した.遅鈍型之に次ぎ,誇大型は,低い値を示した. 5) 神経症及び,その他では特記すべきことはなかつた.
ISSN
0030-1558
NCID
AN00032489