Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

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微量のアルミニウム及び鉄の分析法

芦沢 峻 岡山大学温泉研究所化学部
抄録
アルミニウムと鉄の満足な分離定量法は,現在知られていない.微量のアルミニウムの定量法としては,各種色素のレーキ生成による比色法もあるが,最も優れた方法はオキシン法である.鉄定量は専ら各種の比色法又は容量法に依っているが,微量の場合は実際にはロダン法が用いられている.食塩泉に存在 する様な,1l中数mg以下の,アルミニウム及び鉄の実用的な分析方法を確立する必要を感じ,従来法を改良し,満足な結果に到達した.鉄はロダン法又はサリチル酸法,アルミニウムはヘマトキシリン,又はアルミノン,オキシン法が用いられた.本法の特徴は,鉄をロダン錯塩としてアミルアルコールで完全に抽出し定量し,残液でアルミニウムをアルミノン,オキシン等で定量する一貫した方法であることにある.現在のアルミノン法は鉄の妨害のために実用化されていない.鉄の定量の際の弗素の影響は余り関心を持たれていないが,温泉水には著量の弗素を含むものがある.それでこの妨害を避けて,サリチル酸法に硝酸トリウムを用い,正確に,比色する方法を考案した.
ISSN
0369-7142
NCID
AN00032853