Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

<Availability>
Some items are not available because of decision by its author or publisher.

末梢動脈の慢性閉塞性疾患の治療 -変りつつある適応-

古元 嘉昭 岡山大学医学部附属環境病態研究施設リハビリテーション外科学分野
中尾 俊彦 岡山大学医学部附属環境病態研究施設リハビリテーション外科学分野
砂川 満 岡山大学医学部附属環境病態研究施設リハビリテーション外科学分野
矢木 信子 岡山大学医学部附属環境病態研究施設リハビリテーション外科学分野
萬 秀憲 花王株式会社栃木研究所
抄録
末梢動脈の慢性閉塞性疾患に対する直達血行再建術の長期の予後は必ずしも満足できるものではない。合成代用血管は,長期の植え込みにより内被の肥厚,退行性変性,および材質の変性の様な合併症により,特に小口径の合成代用血管の適応は極めて限られたものになっている。一方,医用質量分析装置を用いた虚血肢の実験的研究によると,自由に運動させた犬の虚血肢では,急性期に比較すると3カ月以後その組織循環は有意に増加することが明らかとなった。また,家兎を用いた実験的研究によると,炭酸泉浴に高濃度のラドン吸入を合併すると皮下組織の組織循環が約30%増加して,同時に皮下の酸素分圧が上昇することを確かめた。従って,切迫壊死の症例をのぞいて,末梢動脈の慢性閉塞性疾患々肢,特に間欠性跛行に対しては,自 然予後を考慮して歩行負荷,および炭酸泉,ラドン泉の温泉療法を用いた保存的療法が長期の予後上効果的である。
キーワード
虚血肢 (lshemic limb)
末梢血行再建術 (Peripheral arterial reconstruction)
組織循環 (Tissue perfusion)
歩行運動 (Walking exercise)
温泉療法 (Balneotherapy)
ISSN
09133771
NCID
AN10084718