Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

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気管支喘息における重症難治化反応と温泉療法

谷崎 勝朗 岡山大学医学部三朝分院内科
抄録
予後良好と言われる気管支喘息が,どのような反応系により重症難治化傾向を取るのか,そして温泉療法がどのように作用するのかについて,若干の検討を加えた。まず関与する反応系は,その惹起相,反応相(液性因子相,細胞性因子相)の組合せにより,代表的な3つの反応系に分類することができる。1)IgE-肥満細胞(惹起相);ヒスタミン(ロイコトリエン)(液性因子相);リンパ球,好塩基球,好酸球(細胞性因子相),2)IgG-好中球;ロイコトリエン;好中球,リンパ球,マクロファージ,3)非IgE系反応;PAF;好酸球,3')非IgE系反応;ロイコトリエン;リンパ球。このような機序がもし存在するとすれば,1)の反応系の関与する喘息はアトピー型喘息,2)は中高年発症型喘息,3)は所謂内因性喘息,3')は中高年発症型喘息として把握される可能性が強い。温泉療法は,気道清浄化作用および副腎皮質機能改善作用により,これらの反応系の発現を抑制する。
キーワード
気管支喘息 (Bronchial asthma)
難治性喘息 (lntractable asthma) 
アレルギー反応 (Allergic reaction)
温泉療法 (Spa therapy)
ISSN
09133771
NCID
AN10084718