Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

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非アトピー型喘息におけるIgE系反応

谷崎 勝朗 岡山大学三朝分院内科
周藤 真康 岡山大学三朝分院内科
貴谷 光 岡山大学三朝分院内科
荒木 洋行 岡山大学三朝分院内科
抄録
気管支喘息の発症にIgE抗体がどの程度関与しているのかを中心に若干の検討を加えた。1.若年発症型喘息(発症;20才以下,現年齢;30才以下)では,非難治例15例の血清IgE値は947±656IU/mℓで,HDのRASTが陽性を示した症例は12例(80%),難治例12例では血清IgE値214±102IU/mℓで,HDのRAST陽性は6例(50.0%)であった。2.一方,中高年発症型喘息(発症;40才以後)では,非難治例15例の血清IgE値は388±324IU/mℓで,HDのRAST陽性は6例(40%)であったが,難治例15例ではIgE値253±82IU/mℓで,HDのRASTは全例陰性であった。これらの結果から,いずれの群においても,IgE系反応が弱い場合に喘息が重症化しやすいことが示された。3.アトピー型,健康人,非アトピー型におけるI1gE系反応(皮内反応,血剤IgE,特異的IgE,ヒスタミン遊離)の陽性率や強度は,それぞれ異なっていたが,非アトピー型においてもIgE系反応が低下ないし抑制された状態で関与している可能性が示唆された。
キーワード
アトピー型喘息 (Atopic asthma)
非アトピー型喘息 (Non-atopic asthma)
皮内反応 (Skin reaction) 
血清IgE (Serum lgE)
特異的lgE (Specific lgE)
ISSN
09133771
NCID
AN10084718