Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

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膵液のK-ras遺伝子の突然変異を認めた多発性膵嚢胞の1例

山本 良一 岡山大学第2内科
越智 浩二 岡山大学中央検査部
松村 直樹 岡山大学中央検査部
田中 淳太郎 岡山大学中央検査部
加藤 匡宏 岡山大学中央検査部
水島 孝明 岡山大学第2内科
Chowdhury Riaz 岡山大学臨床検査医学
原田 英雄 岡山大学臨床検査医学
蓮岡 英明 勝山病院
横田 聡 岡山大学三朝分院
谷崎 勝朗 岡山大学三朝分院
抄録
膵癌の早期診断を行うために,最近の進歩の著しい遺伝子診断を用いて,膵液中のK-ras遺伝子の点突然変異の検討がなされている。われわれは膵液の細胞診は陰性であるが,K-ras遺伝子の点突然変異を認め,膵全体に多発する膵嚢胞の1例を経験した。本例は悪性であるとの確診が得られないことや切除するとなれば膵全摘となることなどのために,経過観察を行っているが,18カ月後の現在,嚢胞の増大など認めていない。膵癌の遺伝子診断の文献的考察を含め,報告する。
キーワード
膵嚢胞 (pancreatic cyst)
膵液 (pancreatic juice)
K-ras遺伝子 (K-ras oncogene)
点突然変異 (point mutation)
細胞診 (cytology)
ISSN
0918-7839
NCID
AN10430852