Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

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気管支喘息に対する食事療法。N-3系脂肪酸(エゴマ油)によるロイコトリエン産生抑制

芦田 耕三 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
光延 文裕 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
御舩 尚志 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
保崎 泰弘 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
柘野 浩史 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
岡本 誠 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
岩垣 尚史 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
谷崎 勝朗 岡山大学医学部附属病院三朝分院内科
辻 孝夫 岡山大学医学部第一内科
山本 純子 中国短期大学生活学科
沖田 美佐子 岡山県立大学保健福祉学部栄養学科
抄録
N-3系脂肪酸の気管支喘息に対する有用性が示唆されているが,その評価は定まっていない。今回,5人の気管支喘息患者に対しN-3系脂肪酸であるαリノレン酸を豊富に含有するエゴマ油を用いた食事療法を行い,臨床症状,ピークフロー値,末梢白血球からのロイコトリエン産生能,血漿リン脂質中の脂肪酸組成につき検討を行った。2週間の食事療法の前後でピークフロー値は有意な改善を示し(p<0.05),カルシウムイオノファー刺激によるロイコトリエン(LT)産生能は治療前後でLTB4が77.6ng/5×106cellsから41.6ng/5×10(6)cells(p<0.05)に,LTC4は64.0ng/5×10(6)cellsから38・8ng/5×10(6)cells(p<0.05)とともに有意な改善を認めた。また血漿リン脂質中のN-3系脂肪酸(αリノレン酸,エイコサペンタエン酸,ドコサヘキサエン酸)も有意な上昇を認めた。以上よりN-3系脂肪酸(エゴマ油)を用いた食事療法の有用性が示唆された。
キーワード
シソ油 (perilla seed oil)
気管支喘息 (bronchial asthma)
ロイコトリエンB4 (LTB4)
ロイコトリエンC4 (LTC4)
脂肪酸 (fatty acids)
ISSN
0918-7839
NCID
AN10430852