Published by Misasa Medical Center, Okayama University Medical School
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<Formerly known as>
岡大三朝分院研究報告 (63号-72号) 環境病態研報告 (57号-62号)
岡山大学温泉研究所報告 (5号-56号) 放射能泉研究所報告 (1号-4号)

<Availability>
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ケトプロフェン湿布剤により全身性麻疹様紅斑を来した1例

高田 真吾 岡山大学医学部・歯学部附属病院三朝医療センター 内科
芦田 耕三 岡山大学医学部・歯学部附属病院三朝医療センター 内科
保崎 泰弘 岡山大学医学部・歯学部附属病院三朝医療センター 内科
濱田 全紀 岡山大学医学部・歯学部附属病院三朝医療センターリハビリテーション科
岩垣 尚史 岡山大学医学部・歯学部附属病院三朝医療センター 内科
菊池 宏 岡山大学医学部・歯学部附属病院三朝医療センター内科
光延 文裕 岡山大学医学部・歯学部附属病院三朝医療センター 内科
抄録
症例は74歳男性。慢性C型肝炎にて当院外来通院中であった。肝細胞癌を指摘され1998年7月腹部血管造影, 経皮エタノール注入療法施行した。以後当院外来加療中であったが, 腹部超音波上肝S5に低エコー域を認め, 1999年10月27日精査加療目的で入院となった。入院 後肝S6にも低エコー域を認めた。超音波ガイド下経皮的針生検施行し, S5では中から低分化の腺癌に加え, 部分的に扁平上皮癌が認められ, 腺扁平上皮癌と診断された。S6では中分化, 一部高分化の肝細胞癌を認めた。転移性肝癌の可能性を考え全身検査を行なったが,他臓器に原発病巣は発見されず, 肝細胞癌に肝原発扁平上皮癌を合併したと考えた。経皮的エタノール注入療法施行し12月28日退院となった。その後も外来にて加療されていたが, 2000年3月肝S4を中心に再発し, 9月9日死亡した。肝細胞癌に合併した肝原発腺扁平上皮癌は稀であり, 若干の文献的考察を加えて報告する。
キーワード
ケトプロフェン (ketoprofen)
喘息発作 (asthma attack)
麻疹様紅斑 (measles-like erythema)
リンパ球刺激試験 (lymphocyte stimulating test)
接触性皮膚炎 (contact dermatitis)
ISSN
1348-1258
NCID
AA11840279