Scientific Reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
Published by the Faculty of Agriculture, Okayama University
ONLINE ISSN : 2186-7755

トラクタ作業の操縦量について(第1報) トラクタの走行、耕うん時の操舵力

遠藤 俊三 岡山大学
西村 功 神戸大学農学部
笹尾 彰 岡山大学
今井 康弘 岡山興陽高校
抄録
1.トラクタのアスファルト路面走行および畑地ロータリ耕における操舵力の特性を知るため,トラクタの前輪荷重,作業速度およびオペレータの諸条件をかえ,作業中のトラクタの横変位,実舵角,操舵角および操舵力を測定した. 2.ハンドルにかかる力とその累積頻度数との間には曲線的関係があり,ハンドルにかかる小さい力の頻度は一般に多い. 前輪荷重を軽くした場合,ハンドル操舵の走行では逆にハンドルにかかる力が小さく,累積頻度数は多くなる. また,作業速度,オペレータによって影響をうける. ロータリ耕においてはアスファルト路走行に比してハンドルにかかる力および累積頻度は増加し,3倍近くになる. 3.ハンドルにかかる力とハンドル回転角速度から求めた操舵馬力と相対頻度との間には双曲線的関係があり,操舵馬力の大きいときの路面走行の場合と比して6倍近い. 4.単位時間当りの操舵に要する仕事量はトラクタの前輪荷重が軽いとき,作業速度が低いときに少なくなる. 作業速度が変動しても単位時間当りの操舵に要する仕事量は同じ程度となる. ロータリ耕での単位耕うん距離当りの仕事量は走行時のそれと比して30~40倍近い。
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029