JaLCDOI 10.18926/13279
タイトル(別表記) The Jewish Chagall and Russian Art : An interpretation of La Vie (1964)
フルテキストURL 25_029_043.pdf
著者 梶原 麻奈未|
抄録  マルク・シャガール (1887年ベラルーシ生まれ-1985年フランス没)の後期作品では、ユダヤ教的世界のモティーフや場面と共にしばしばキリストが描かれる。この時、ユダヤ人が神を描くという開溝 1のほか、旧約聖書の場面にキリストが登場することが問題になる。これに加え、後期作品の一つ≪生≫(1964年図 1)では新郎新婦、恋人達や道化が登場する。≪生≫の画面上方には太陽が措かれ、その光輪の中に魚や天使や動物があり、太陽のすぐ左にはイスラエルの民に石板を示すモーセが描かれている。さらにその左には沈没する船と海にはじきだされる人々、その下にはユダヤの結婚式に用いる天蓋と幼児を抱く新郎新婦、その左に鳥のような生物、さらにその左にトーラーを抱き、額に聖句箱 (申命記11・18)を付けたラビが措かれる。その下には≪安息日≫(1910年図 2)と同じ構図があり、その右隣には繭形の雲の中に横たわる恋人達があり、画面中央下側にセーヌ河とエッフェル塔がある。これらのモティーフの合間で、音楽を奏でたり、曲芸を行ったり、人と獣が一体化していたり、頭部のない道化連がカーニヴァルを形成する。旧約聖書にも新約聖書にも登場することのないこのカーニヴァルは主題とどう関わるのか。新郎新婦の意味は何か。この作品の主題は何か。本論ではシャガールの後期作品≪生≫ (原題は "Life")を通じてこれらの問題について考察する。
出版物タイトル 岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日 2008-03-31
25巻
1号
開始ページ 29
終了ページ 43
ISSN 18811671
言語 Japanese
著作権者 岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン publisher
NAID 120002310436
著者 梶原 麻奈未|
発行日 2014-03-25
出版物タイトル
資料タイプ 学位論文