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ID 56
Eprint ID
56
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タイトル(別表記)
Studies on the wind or the storm-damages to rice plant in the stages before and after heading. : IV. The influences of salt concentration in bring-wind upon the growth and the development of kernels.
著者
志茂山 貞二 岡山大学
鈴木 増夫 岡山大学
抄録
筆者等は水稲朝日に就いて穂孕期のものに潮風処理を行い,その塩分濃度が水稲の生育,特に子実の発育に及ぼす影響を調査し,更にその被害を軽減する方法に就いて次の結果を得た. (1)試験区は人工風洞内で風速15.5m/sで1時間処理した後,夫々0.3,1.4,及び2.5% (NaCl)の塩水を各種300cc宛撒布した潮風処理区と風処理を行わないで塩水撒布のみを行つた塩水処理区及び潮風処理後24時間目に2.0%の尿素水溶液又は水道水を各株200cc撒布して葉面を洗滌したもの(尿素撒布区及び撒水区)に区分した. (2)潮風処理に依る葉枯れの発生は塩分,濃度と共に増し,風害及び塩害の徴候が累加して現われ,風又は塩分単一処理のものと比較し著しく増大した.特にその害徴は下位葉に著しく現われた.潮風処理後,尿素又は水を撒布したものは被害の軽減に役立つが,2.0%の尿素は多少薬害が現われた. (3)抽穗後の籾の変色程度は,高濃度の潮風処理を行つたものに著しく,塩水撒布区,風のみ処理区の順に少くなつた.変色籾は2次枝梗,又は下位枝梗に多く発生したが,潮風処理後尿素水又は水を撒布したものは之を軽減した. (4)稔実歩合は潮風処理したものが最も不良で,不完全粒,及び粃を増し,特に濃度の高いものほど,又2次枝梗及び下位枝梗ほどその傾向が著しかつた.塩水撒布区も塩水濃度に比例した稔実障害を起すがその被害の程度は潮風処理と略々比例するから,風が塩害を更に加速度的に激化せしめるとは考えられない.又尿素又は水の撒布に依つて下位枝梗の稔実を良好ならしめた. (5)粒の厚さは略々完全粒歩合と同様な傾向が認められたが,特に尿素の葉面撒布は粒の肥大に有効であつた。
発行日
1956
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
8巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
8
終了ページ
20
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
Japanese
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa