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ID 11074
Eprint ID
11074
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タイトル(別表記)
Studies on Financial Management of an Aguricultural Entenrprise to Produce Young for Flower Beds
著者
六車 真満 岡山県農業改良普及センター
横溝 功 岡山大学
小松 泰信 岡山大学
抄録
The production of young plants for flower bed is reaching the stage of creation of facilities. The steady demand for young plants has enabled approval for enterprises which take use on employment.Howevr,the introduction of production plant and employment will enlarge the fixed costs within the total cost of the enterprise.Therefor,this enlarges the break-even point of the enterprise.The enterprise will result in a deficit if sales do not exceed this break-even point.In addition,the enterprize may be liable to fall into "Bankruptcy despite surplus,"even if sales exceed the break-even point.The increasing risk of "Bankruptcy despite surplus."Thus a tecnique for financial management to prevent "Bankruptcy despite surplus"is presented in this paper.Concretely,those tecniques involve making a cash-flow table and a casy-fow plan.Further,these tecniques were applied to H limited company producing young plants in Okayama Prefecture. As a result,we were able to crarify amount of short-term capital needing to be introduced from the outside in one year.How this short-term capital can be procured from finantial institutions at low interest will become the main strategy financial management.Aiso the cash-fow table and cash-flow plan are indispensable for managers to grasp the financial situation where the enterprise is located,and to make competant decisions.Finally,the calculation of the effect of the fixed asset investment is a future problem to be investigated further.
抄録(別表記)
(1)花壇苗生産・消費の動向 花壇苗の需要は、1990年に大阪で開催された国際花と緑の博覧会を契機に、最近のガーデニングブーム等の影響を受けて増加している。例えば、家庭園芸の普及・公共施設緑化で需要が増加し、そのニーズに応えるべく生産も増加している。90年には作付面積が419ha(生産額77億円)であったものが、96年には816ha(生産額174億円)とほぼ倍増している、また、施設と露地の栽培では90年には施設0210ha、露地208haであったが、96年には施設544ha、露地272haと施設栽培が急増している。この施設化の動機は、①施設化に伴う、製品の品質向上、②栽培期間の短縮による資本の回転率の向上、③省力化および労働ピークの解消がある。この3つの動機を可能にした生産面の革新技術は、セル成型苗の育苗容器の導入である。この生産面の技術革新を、経営的に評価すると、①安定した製品の供給、②投下資本の回収が速いこと、③作業工程の周年化ということになる。このことは、雇用労働を用いた企業的経営の展開可能性を示唆している。さらに流通面では、従来の市場出荷というルート以外に、ホームセンターとの相対取引、直売等のルートによる流通も増えている。 (2)花壇苗の今後の需要 (財)日本花普及センターによれば、ホームセンター及び園芸店における現在の園芸植物の商品群別売上構成比では、鉢花、花壇苗等のウエイトが最も高く、今後力を入れたい園芸植物の商品群でも、同様に鉢花、花壇苗等のウエイトが最も高かった。 さらに、2005年を目標とした花き需要の見通しでは花壇苗類について「家庭園芸の普及・地域緑化の活用などにより3倍程度の増加が見込まれる」となっている。 (3)企業的経営の財務面 以上のように、花壇苗の生産が、施設化の方向に進んでいること、その安定した需要に支えられて、雇用を導入した企業的経営の展開可能性について述べた。しかし、施設化、雇用の導入は、経営にとっては、費用の中で固定費部分を大きくすることになる。従って、損益分岐点も大きくなる。売上高が損益分岐点を超えなければ、経営は欠損を出すことになる。さらに、売上高が損益分岐点を超えていても、資金繰りが悪化すれば、「黒字倒産」に至る。固定費部分の増大は「黒字倒産」のリスク増加にもつながっているのである。 そこで、本稿では「黒字倒産」を防止するための財務管理の手法について提示する。そして、その財務管理の手法を、岡山県内の花壇苗の農業生産法人(有限会社)の1事例に適用する(以下では、H有限会社と呼ぶことにする)。この適用を通じて、当該法人の今後の課題を明らかにする。
キーワード
Financial Management
Bankruptcy despite Surplrs
Cash-flow Table
Cash-flow Plan
Short-term Capital
発行日
1999-02
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific reports of the Faculty of Agriculture, Okayama University
88巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture,Okayama University
開始ページ
95
終了ページ
103
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
Japanese
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa