このエントリーをはてなブックマークに追加
ID 8880
Eprint ID
8880
フルテキストURL
著者
加治 敏之 岡山大学
抄録
経済開発と物質文明の普及は、一般に社会の近代化を促し伝統文化の破壊や衰退をもたらすと思われがちだが、復権沿岸部では近代化と伝統文化が排泄せずに共存する現象も見られる。この地域では1980年代以降の経済開発と同時に、復興の傾向にある文化・社会的伝統も観察される。漢族の古来からの社会構造である宗族組織の復興を中心に、それに関わる祭祀・芸能や様々な宗教信仰が復活し、この現象は今も福建沿岸部で進行中である。  本稿では、この地域における社会構造の柔軟さと文化の重層性に着目し、特に莆仙戯という演劇活動の観察を通じて、近代化と伝統文化の変容について考察していく。これは今日の中国人社会がおかれている混沌とした文化状況にあって、文化の共生がどのように実現するかについて、分析の端緒となることを企図したものである。
発行日
2003
出版物タイトル
文化共生学研究
出版物タイトル(別表記)
Studies in cultural symbiotics
1巻
1号
出版者
岡山大学大学院文化科学研究科
出版者(別表記)
Graduate School of Humanities and Social Sciences, Okayama University
開始ページ
169
終了ページ
180
ISSN
1880-9162
NCID
AA11823043
資料タイプ
紀要論文
言語
Japanese
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
scs