JaLCDOI | 10.18926/CTED/44382 |
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タイトル(別表記) | Historical Analysis of the Biology Education in the Japanese Lower Secondary School ―Based on the Course of Study― |
フルテキストURL | cted_001_105_114.pdf |
著者 | 小銭 彩香| 田中 賢二| |
抄録 | ほぼ半世紀の間に出されてきた6つの中学校学習指導要領に注目し,授業時間数は,昭和33・44年度告示の間で増加し,その後,平成10年度告示まで一貫して減少し,平成20年度告示に至り,昭和52年度告示の値に近づいている。目標表現では,「知る」が昭和33年度告示に非常に多く,昭和44・52年度告示にはなく,平成元・10・20年度告示に至って少し使われ,内容項目では,「遺伝」が昭和33・44年度告示にあり,昭和52・平成元・10年度告示にはなく,平成20年度告示に至って再び指示されている,などの変遷を見出した。中学校における生物教育の半世紀にわたる変遷は,黎明・混迷・再興の過程を経ているといえる。 |
キーワード | 日本 (Japan) 前期中等教育段階 (Lower Secondary Level) 生物教育 (Biology Education) 歴史的分析 (Historical Analysis) 学習指導要領 (Course of Study) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2011-03-10 |
巻 | 1巻 |
開始ページ | 105 |
終了ページ | 114 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2011 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002835656 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48207 |
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タイトル(別表記) | Historical Analysis of Biology Education at Mittelschule in Saxony,a New State of Germany―Based on the comparison with the former course of study in East Germany― |
フルテキストURL | cted_002_176_185.pdf.pdf |
著者 | 田中 賢二| 小銭 彩香| |
抄録 | ドイツ・ザクセン邦におけるミッテルシューレと東ドイツのオーベルシューレとに焦点を当て,学校教育法,学習指導要領などを手がかりにし,40年間程度の隔たりがある生物教育の比較分析を行ってきた。週授業時間数はオーベルシューレ(第5~10学年)からミッテルシューレに至り1時間減少した。例えば, オーベルシューレでは生物兵器(ベトナム戦争におけるアメリカ軍の枯葉剤散布)を取り上げることを求めていたが, ミッテルシューレでは話題にもなっていないことや, 東ドイツもザクセン邦も遺伝学習はされているが, 東ドイツは遺伝子レベルで, ザクセン邦はDNAレベルまでも学習がされていることから判断すれば, 生物教育は社会主義の建設を標榜しなくなったことによるイデオロギーの変化と, 科学技術の発展による時代の流れによる変化に影響されてきたことがうかがわれる。 |
キーワード | ザクセン邦 生物教育 歴史的分析 旧東ドイツ 学習指導要領 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2012-03-19 |
巻 | 2巻 |
開始ページ | 176 |
終了ページ | 185 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120003987696 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48208 |
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タイトル(別表記) | Comparative Analysis of Biology Education at Mittelschule in Saxony, a New State of Germany-Based on the Comparison with the Science Textbook of Japan Lower Secondary School- |
フルテキストURL | cted_002_186_195.pdf.pdf |
著者 | 小銭 彩香| 田中 賢二| |
抄録 | ドイツ(連邦共和国)のザクセン邦におけるミッテルシューレ(通算呼称,第5~10学年)に焦点を当て,教科書を手がかりにして,教科生物の特徴を,日本の中学校の教科理科における生物分野との比較を通じて,明らかにした。ザクセン邦では教科生物として設定しており, 日本に比べて週授業時間数が多く, 選択分野もある。また, 人体を取り扱っており,人体分野の一部の内容には, いわば保健の内容が含まれ, ザクセン邦の週授業時間割表から保健がないことがわかるように教科生物で取り扱っている。教科書における学習内容とページ数, 索引の学習分野別割合, 人体分野の取扱いの範囲と順序に関する対比,DNAに関する取り扱う学年と範囲と内容の比較などから判断すれば, 日本の中学校の理科における生物教育とは異なり, ザクセン邦の生物教育の内容が広く,緻密であることがうかがわれる。 |
キーワード | ザクセン邦 生物教育 ミッテルシューレ 中学校 教科書比較 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2012-03-19 |
巻 | 2巻 |
開始ページ | 186 |
終了ページ | 195 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120003987695 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/49490 |
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タイトル(別表記) | Difference in the Physics Education in Lower Secondary Level between Japan and Germany - A Comparative Study between the Recent Textbooks - |
フルテキストURL | cted_003_070_079.pdf |
著者 | 田中 賢二| 松井 正宏| |
抄録 | ドイツ・ザクセン邦のギムナジウム中級段階の教科物理と日本の中学校の教科理科における物理分野に焦点を当て, 教科書などを手がかりにし, 比較を行い,期間・広がり・詳しさにおいて,違いを見いだした。ドイツでは第6学年から5年間にわたり通年で,日本では第7学年から3年間各学年限られた期間だけ学習されている。週授業時間数の合計はドイツの方が多い。ドイツでは,電磁気学・波動・力学・熱力学・天文学・原子物理学の分野があるが,日本では,電磁気学・力学・波動しかない。ドイツでは,内容に繰り返しと連続性があり,日本ではほとんどない。索引の密度を比較すると,ドイツは日本より大きい。実験に関しては,日本では代表的な実験を授業の中で実施するよう位置付けられているのに対し,ドイツでは多様な実験から自主的に選び実施することができるようになっていることで違っている。 |
キーワード | 日本 ドイツ 前期中等教育段階 物理教育 教科書比較 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2013-03-08 |
巻 | 3巻 |
開始ページ | 70 |
終了ページ | 79 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2013 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005232450 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/52285 |
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タイトル(別表記) | A Research on School Principals’ Recognition of Current Situations and Issues in Regard to the Promotion of ICT Use at Schools |
フルテキストURL | cted_004_016_025.pdf |
著者 | 金川 舞貴子| 福本 昌之| 米沢 崇| 諏訪 英広| |
抄録 | 本稿の目的は,校長を対象とした調査研究を通じて,教育の情報化の現状と課題に関する校長の認識を把握し,教育の情報化の推進に寄与しうる基礎的知見を得ることである。そのために,具体的には以下の点について検討した。① ICT の利用に関する現任校や自身の現状に対する校長の認識,②学校全体としてICT の活用を進めていくための改善の必要性に対する校長の認識,③ ICT の利用に関する現状認識の差異による改善の必要性に関する認識の差異,④教育の情報化を進めたり,ICT を活用したりするなかで,当初予想していなかった成果・効果,⑤教育の情報化を進めたり,ICT を活用したりするなかで,当初予想していなかった課題・問題。 |
キーワード | 教育の情報化 ICT 校長 学校経営 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2014-03-10 |
巻 | 4巻 |
開始ページ | 16 |
終了ページ | 25 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2014 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005398249 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/52286 |
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タイトル(別表記) | Physics Education in Upper Secondary General Education of the German-speaking Region |
フルテキストURL | cted_004_026_035.pdf |
著者 | 田中 賢二| 田中 啓太| |
抄録 | 後期中等普通教育段階における物理教育を,ドイツ語圏(スイスドイツ語圏,リヒテンシュタイン,オーストリア,ドイツ)全体として,とりまとめてきた。後期中等普通教育段階である大学入学(通算13学年目)直前の4年間ないし2年間,ギムナジウムないしその終わりの教育段階において,教科物理が複数準備されている。履修単位数の幅は,2年間で0から4年間で14に達する。目標は,階層別に言及したり,3区分ないし5区分されている。内容は,指示の仕方,その区分数など,構成が様々であり,現代物理の量子論,相対論や宇宙物理を扱ったり,いわゆる非線形物理学で物理の学習を終える場合もある。結局,多様性を特徴とし,幅が広く,深いといってよいだろう。 |
キーワード | ドイツ語圏 後期中等教育段階 普通教育 物理教育 学習指導要領 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2014-03-10 |
巻 | 4巻 |
開始ページ | 26 |
終了ページ | 35 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2014 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005398250 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/53243 |
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タイトル(別表記) | How Yogo Teachers of attached schools get involved in student teaching |
フルテキストURL | cted_005_129_138.pdf |
著者 | 紙川 未央| 本田 浩江| 北原 章江| 古川 育実| 上村 弘子| 伊藤 武彦| 住野 好久| 三村 由香里| |
抄録 | 子どもの多様な健康課題に対応して,学校における安全・安心な環境の確保や子どもの心身の健康を守り,は ぐくむことのできる体制構築が求められる今日,教育実習等においては,実習生を学校保健に対する関心・理解 を高め,子どもの健康・安全な学校生活を考慮した教育活動を展開できる教員として育成することが重要となる。 そこで,教育実習等の機会に附属学校園養護教諭が,学校保健活動を遂行できる教員養成を目的とした講義・演 習を実施した。その結果,実習生は学校保健に対する認識を高めることができた。附属学校園養護教諭が教員養 成に積極的に参画することは,学校保健活動を遂行できる教員養成に果たす役割が大きいといえる。 |
キーワード | 教育実習 学校保健活動 養護教諭 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2015-03-06 |
巻 | 5巻 |
開始ページ | 129 |
終了ページ | 138 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005572549 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54025 |
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タイトル(別表記) | Study on the Factors for Development of Scientific Thinking in Science Education |
フルテキストURL | cted_006_097_105.pdf |
著者 | 金田 真弥| 川崎 弘作| 稲田 佳彦| |
抄録 | これからの時代に必要とされる「科学的思考力」を育成するために,先行研究を分析することで科学的思考力を構成する6つの要素を抽出した。これらの要素の中で,現状の学校教育で育成が不十分な要素を教員養成学部の学生の予備的調査から抽出した結果,特に,批判的思考力の育成が十分でないことが明らかになった。初等中等教育の理科で科学的思考力を育成することを目指して,批判的思考力の育成に有効だと期待される仕掛けについて考察し,提案する。批判的思考力の情意面に存在する,児童・生徒が持つ心理的障壁を低くする仕掛けが重要な役割を果たすと考えられる。建設的な批判的思考力がもたらす価値や利益を児童・生徒が実感するプロセスが大切だと思われる。 |
キーワード | 科学的リテラシー 理科 批判的思考 科学的思考力 初等中等教育 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2016-03-04 |
巻 | 6巻 |
開始ページ | 97 |
終了ページ | 105 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005723293 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48190 |
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タイトル(別表記) | The Educational Validity of Teamwork in Childcare and Education in the Kindergarten Education |
フルテキストURL | cted_002_024_032.pdf.pdf |
著者 | 馬場 訓子| 中平 絢子| 高橋 敏之| |
抄録 | 1998(平成10)年の『幼稚園教育要領』の改訂に伴い、『幼稚園教育要領解説』の中で、「幼稚園全体の協力体制を高め、きめの細かい指導の工夫を図るために、ティーム保育の導入などが考えられる」と明記された。長年にわたり、幼稚園教育における学級運営は、一学級一人担任制が一般的である。しかし、現在の多様な保育ニーズを考慮しても、多様な個性を持つ幼児に対するきめの細かい指導が、一学級一人担任制で担えきれるとは考えにくい。本論は、幼稚園教育における一学級一人担任制の問題点を明確にし、その打開策の一つとしてティーム保育導入の教育的妥当性について考察するものである。 |
キーワード | 幼稚園教育 ティーム保育 一学級一人担任制 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2012-03-19 |
巻 | 2巻 |
開始ページ | 24 |
終了ページ | 32 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120003987713 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48195 |
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タイトル(別表記) | Developing the Tentative Lesson Plan of the Social Studies Class of the Junior High School Aiming to Change Students’ Perspectives on the Political Power. |
フルテキストURL | cted_002_071_081.pdf.pdf |
著者 | 田淵 啓久| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は、中学校社会科政治学習において権力に対するより間違いのない見方考え方の習得を妨げているのは、生徒のどのような認識であるかを明らかにしたうえで、それを修正するための授業を提案しようとするものである。権力概念の転換をめざすために本研究では二つの視点を重視した。第一は、政治学習における見方考え方の習得の際に妨げとなっていると思われる生徒が持っている常識的な見方考え方を、実証的に明らかにしていくことである。第二は、生徒の発達段階に留意し、政治的な見方考え方の系統性を仮説的に示すことである。以上の二点に焦点を当てたうえで、権力概念の転換をめざした中学校政治学習の単元を提案する。 |
キーワード | 社会科教育 政治学習 見方考え方 科学的社会認識 権力 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2012-03-19 |
巻 | 2巻 |
開始ページ | 71 |
終了ページ | 81 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120003987708 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48196 |
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タイトル(別表記) | Developing the Tentative Lesson Plan of the Elementary School Environmental Study Class Aiming to understand What a Sustainable Society is : Focused on Fairness between Generations. |
フルテキストURL | cted_002_082_091.pdf.pdf |
著者 | 守屋 顕| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は、小学校環境学習において持続可能な社会についての認識形成を図る授業構成の原理と、それをふまえた具体的な授業プランを提案しようとするものである。持続可能な社会を論じる視点はいくつか考えられるが、本研究においては、世代間の公平性に着目し、それを実現し得る社会とはどのようなものか、そのために何が必要かを児童自身に考えさせる授業を提案していく。授業の題材は、倉敷美観地区の伝統的な町並み保存活動である。その活動を支えているものは何か、活動は何を目指しているかを捉えさせることで先の目標を達成していきたい。 |
キーワード | 社会科教育 ESD 環境学習 公平性 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2012-03-19 |
巻 | 2巻 |
開始ページ | 82 |
終了ページ | 91 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120003987707 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/48197 |
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タイトル(別表記) | Study on the Teaching Strategies of the Social Studies Class of the Elementary School Aiming to develop Students’ Decision Making Ability -Based on Sympathetic Comprehension and Examination of the Value by Role-Playing- |
フルテキストURL | cted_002_092_101.pdf.pdf |
著者 | 杉田 直樹| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は、小学校社会科授業において、市民的資質育成には不可欠である意思決定力を育成するための授業方略を明らかにし、その具体的なあり方を授業計画の立案を通して示そうとするものである。現在、各学校段階で意思決定過程を取り入れた様々な授業実践が見られるようになっている。しかし、児童の価値認識にまで効果的に関わっている実践は見られない。その理由の第一は、授業で扱う社会問題の取り上げ方が表面的なものにとどまり、その背後にある価値対立にまで踏み込めていないことである。第二に、児童自身の価値観が十分に確立しておらず、教材に含まれる価値対立を自己のそれと比較検討していくことが困難であるということを挙げることが出来る。以上の二点の課題を克服するため、ロールプレイングによる共感的理解の過程と、自己の価値観の吟味の過程を組み込んだ小学校社会科における意思決定学習を提案していく。 |
キーワード | 社会科教育 意思決定 価値認識 共感的理解 ロールプレイング |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2012-03-19 |
巻 | 2巻 |
開始ページ | 92 |
終了ページ | 101 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2012 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120003987706 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/49511 |
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タイトル(別表記) | Improving the Teaching Strategy of the Social Studies Class of an Elementary School through Innovating of Setting Up and Examining the Hypothesis:On the Basis of the logic of the Pragmatistic Philosophy of C.S. Peirce |
フルテキストURL | cted_003_107_116.pdf |
著者 | 杉田 直樹| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,仮説の提示と吟味の方法の工夫により,授業の中で子どもたちが主体的に仮説の確からしさを高めていく授業構成を提案することを目的としている。現在,小学校段階においても森分孝治の提唱する探求学習が多く取り入れられ,科学的社会認識形成が目指されている。しかし,探求学習には,小学校で実施するには困難な部分がある。その第一は,仮説を提示させるための教師の具体的な手立てが示されていない点である。ただ子どもに発問をするだけでは,既有知識の少ない小学生では答えることが難しい。第二に,仮説の誤り排除が困難であるという点である。反証事例としての事実を認識し探し出すことは,小学生には難しい。以上の二点の課題を克服するため,C.S. パースのプラグマティズムにおける探究の理論をもとに,仮説の提示を促し,探求学習の検証過程に代わる新たな認識形成の方法を組み込んだ小学校社会科の授業構成を提案する。 |
キーワード | 社会科教育 小学校 仮説 C.S. パース プラグマティズム |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2013-03-08 |
巻 | 3巻 |
開始ページ | 107 |
終了ページ | 116 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2013 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005232454 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/52287 |
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タイトル(別表記) | Improving the Teaching Strategy to Develop Student’ s Practical Attitude by Learning Social Issues Curriculum Based on Analyzing the U.S High School Curriculum Unit “Issues in Our Changing World” |
フルテキストURL | cted_004_036_045.pdf |
著者 | 横川 和成| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,実践的態度形成を目指した社会問題学習のあり方をアメリカ中等後期段階のカリキュラム『変化する世界の論争問題』を手掛かりとして明らかにすることを目的としている。社会問題学習はこれまでも様々な学習論が提案されており,その有効性が示されてきた。しかし,社会問題を扱った学習は,教師による価値注入・態度形成に陥る可能性がある。本研究では,社会問題学習に関するこの課題を克服し,学習者自身の実践的態度形成を促す社会問題学習のあり方を,米国の優れた社会科教材の分析を通して明らかにした。 |
キーワード | 社会科教育 社会問題学習 実践的態度形成 米国社会科 社会観 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2014-03-10 |
巻 | 4巻 |
開始ページ | 36 |
終了ページ | 45 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2014 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005398251 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/52288 |
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タイトル(別表記) | The Study of Improving Teaching Strategy to Develop Children’ s Value in Social Studies of Secondary School Based on Analyzing “Holt Social Studies Curriculum Grade 9 Comparative Political System” |
フルテキストURL | cted_004_046_055.pdf |
著者 | 重信 謙太| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,アメリカ合衆国で1960年頃に開発された中等社会科教材ホルト社会科カリキュラムの分析から,概念探求学習の論理を解明するものである。概念探求学習の典型として,本研究では第9学年「比較政治システム」に着目し分析を行った。その結果,この教材は,当時の最新科学とされた比較政治学の成果を取り入れながらも,生徒が自らの社会と他の社会の政治制度を比較し,最終的には価値判断を通して概念を再構成させていることが明らかとなった。政治制度の比較を通してその背後にある価値を捉えさせるという学習原理は,概念探求過程が社会諸科学の成果としての理論・法則の獲得に留まるものではないことを示している。それは,むしろ概念を活用しながら,将来の社会のあり方を構想していく学習となっているのである。本研究によって,中等社会科を科学的な社会認識形成をふまえた開かれた思想形成をめざすものとして構想する手がかりを示すことができた。 |
キーワード | 社会科教育 概念探求 思想形成 ホルト社会科 政治学習 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2014-03-10 |
巻 | 4巻 |
開始ページ | 46 |
終了ページ | 55 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2014 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005398252 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/52291 |
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タイトル(別表記) | The Study of the Strategy for Building Children’ s Engagement for Learning in a Social Studies Class Based on the Analysis of the Social Studies Lesson in a Junior High School |
フルテキストURL | cted_004_072_081.pdf |
著者 | 小山 潤樹| 桑原 敏典| |
抄録 | 本研究は,社会科授業において到達目標である学力としての意欲がいかに位置づけられているか,そして,いかにそれを育成しようとしているかを,具体的な授業実践の分析を通して明らかにしようとするものである。分析の方法は,従来の社会科教育研究でよく用いられてきた演繹的なものではなく,帰納的な方法を採用した。それは,意欲の育成をめざしている授業実践を取り出して,それをできる限り授業者の意図にそって分析し,そこに見られる意欲育成の原理と方法を明らかにするというものである。 本研究では,社会の改善に寄与しようとする意欲の向上をめざした授業実践を事例とし,歴史教育者協議会に所属する小堀俊夫が実践した「国民から見た戦後」という単元を取りあげ分析・評価した。分析の結果,民衆の立場からの歴史教育を行うことで,社会改善に貢献したいという意欲を向上させていたことが明らかになった。 |
キーワード | 社会科教育 意欲 社会科授業実践 歴史教育者協議会 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2014-03-10 |
巻 | 4巻 |
開始ページ | 72 |
終了ページ | 81 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2014 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005398255 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/53234 |
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タイトル(別表記) | Advantages and Disadvantages of the Multiple Class Teacher System in Nursery School Childcare |
フルテキストURL | cted_005_044_051.pdf |
著者 | 中平 絢子| 馬場 訓子| 髙橋 敏之| |
抄録 | 保育所では,「児童福祉施設最低基準」に基づき,子どもの年齢と人数によって保育士の配置が決まっている。 本論では,保育所保育士から聞き取り調査を行い,3歳以上児保育の複数担任制の利点と問題点について,職員 間の連携を現状を踏まえながら検討した。その結果,複数担任制は,安全面の確保,保育の充実,保育の幅が広 がる等の利点があること,「連携」「共通理解」「話し合い」等は利点である一方,問題点になる場合もあること が明らかとなった。 |
キーワード | 3歳以上児学級 保育所保育 保育所保育士 複数担任制 正規保育士 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2015-03-06 |
巻 | 5巻 |
開始ページ | 44 |
終了ページ | 51 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005572540 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/53238 |
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タイトル(別表記) | Evolution of the Parents Support through enhanced Social Ties in Kindergarten Education |
フルテキストURL | cted_005_083_092.pdf |
著者 | 虫明 淑子| 西山 修| 髙橋 敏之| |
抄録 | 本論は,幼稚園教育における親支援の方向性を探ることを目的とする。幼稚園1年間(全5回)の「親の会」 を分析したところ,両極的感情と2つの不安を抱える親達は,「安心」「感覚」「ゆとり」を共有する人的つなが りを基盤とし,子育てを肯定的に捉えられることが明らかになった。親の興味や欲求に基づく環境を構成し,主 体性に働きかける援助をする親支援は,幼稚園教育における子育て支援として有効であることが示唆される。課 題は,親の主体性に働きかける環境を構成し,援助する支援者の専門性の確立である。 |
キーワード | 幼稚園教育 人的つながり 親支援 子育て支援 環境 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2015-03-06 |
巻 | 5巻 |
開始ページ | 83 |
終了ページ | 92 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005572544 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/53239 |
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タイトル(別表記) | Study of developing a teaching program for a voter education from an elementary school to a high school Based on developing a tentative lesson plan of an elementary social studies in order to teach about vote |
フルテキストURL | cted_005_093_100.pdf |
著者 | 桑原 敏典| 工藤 文三| 棚橋 健治| 谷田部 玲生| 小山 茂喜| 吉村 功太郎| 鴛原 進| 永田 忠道| 橋本 康弘| 渡部 竜也| |
抄録 | 本研究は,市民社会に寄与し得る有権者の育成を目指し,児童・生徒の発達段階に応じた有権者教育のあり方 を追究して,小学校から高等学校までの12 年間を一貫する原理にもとづいた有権者教育プログラム開発のため の原理と方法を解明しようとするものである。そのために,第一に,子どもたちの政治に対する認識調査を行い, 子どもたちが政治的な概念についてどのような認識を持っており,それを教育によってどの程度まで変容させる ことができるかを明らかにした。そして,第二に,その調査の結果と従来の政治教育研究の成果をふまえて,有 権者教育のための小中高一貫カリキュラム・フレームワークを提示した。それに基づいて,第三に,具体的な単 元開発を行った。単元は,「選挙」,「議会」,「税金」という政治学の基本的概念をテーマとして取り上げて開発 したが,本稿では「選挙」概念をテーマとして開発した小学校社会科の単元を紹介する。 |
キーワード | 有権者教育 小中高一貫 カリキュラム・フレームワーク 小学校社会科 単元開発 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2015-03-06 |
巻 | 5巻 |
開始ページ | 93 |
終了ページ | 100 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2015 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005572545 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54027 |
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タイトル(別表記) | Significance of Interactive Experiential Learning in Child Care Studies in Domestic Sciences Courses, and Related Issues |
フルテキストURL | cted_006_113_122.pdf |
著者 | 考藤 悦子| 片山 美香| 髙橋 敏之| 西山 修| |
抄録 | 現在,中学・高等学校の家庭科保育領域では,乳幼児の心身の発達,幼児の生活と遊び,親・家庭・地域の役割などについて学習を行った上で,乳幼児等との触れ合い体験学習を位置付けている。この触れ合い体験学習は,近年,家庭や地域において異世代の子どもが触れ合う機会が減り,とりわけ乳幼児と触れ合う経験が少ないまま親世代になっていることが問題になっていることと関係している。限られた枠の中での交流ではあるが,中学生・高校生も幼児も,多様な他者と触れ合い,多くのことを感じたり考えたりしていることが明らかにされており,世代間交流における意義も見出すことができる。本論では,先ず,家庭科における触れ合い体験の位置付けと家庭科保育領域の歴史的経緯を明らかにする。次に,乳幼児との触れ合い体験に関わる近年の実践的研究を概観し,その意義を確認する。さらに,これらを総合し,これからの触れ合い体験学習の実践や研究の展望を示す。 |
キーワード | 家庭科保育領域 乳幼児 触れ合い体験 世代間交流 中学生・高校生 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2016-03-04 |
巻 | 6巻 |
開始ページ | 113 |
終了ページ | 122 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | Japanese |
著作権者 | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005723295 |